テレパシーで新しいまちづくり
この町は昔から住民たちが超能力のひとつ「テレパシー」使うことで知られている。
人智を超えたその力は戦時中に開発された軍事技術だったが戦後になってから民間転用され、現在は市民の日常生活に欠かせないものとなっていた。さらにコロナパンデミック以降、非接触型コミュニケーションを超能力で実践する地域として国内外から注目を浴びるようになった。
行政は地域の特性を生かし、テレパシーを使った無音コンサートや美術展など、テレパシーを新たな観光資源と捉えた事業「テレパシーを活用した地域活性化プロジェクト」を実施。しかしそんな町にただひとり、テレパシーが全く使えない男がいた。本作は新しいまちづくりと、ある市民に密着したSFドキュメンタリー作品である。
★本作は、滞在アーティストとして招聘された小鷹氏が「まちづくり」をテーマに津市在住の皆さんと作り上げたモキュメンタリー映画です。久居アルスプラザと津市大門商店街の2拠点を中心に撮影が行われました。