脇岡総一(指揮)
東京藝術大学音楽学部卒業。その後東京都交響楽団首席オーボエ奏者をつとめる。
東京都交響楽団退団後、高知大学教育学部教授、茨城大学教育学部特任教授を歴任。2018年北九州ソレイユホール館長を務め、2020年4月より津市久居アルスプラザ館長を務める。平成音楽大学客員教授、高知大学名誉教授。
森下幸路(ヴァイオリン)
京都市生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、幼少を米国で過ごし、早くから才能を開花させた。
小林健次、田中千香士、江藤俊哉・アンジェラ夫妻、三善 晃をはじめとする各氏に師事。桐朋学園大学入学後、米国シンシナティ大学特別奨学生としてドロシー・ディレー女史に学び、最優秀賞(オーナーズ表彰)受賞。
帰国し1989年、桐朋学園大学音楽学部卒業 。在学中より、東京ゾリステンや新星日本交響楽団(現・東京フィル)のゲスト・コンサートマスターを務めるかたわら、室内楽においても目覚ましい活動を展開。96年から毎回テーマを設けて挑む「森下幸路10年シリーズ」と題したリサイタルを東京文化会館と仙台でスタート。第12回からは京都公演も加わる。
2000年まで仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター。現在は大阪交響楽団首席ソロ・コンサートマスターの任にある。またオペラの分野では指揮者や歌い手の信頼も厚い。ソロアルバムCDは「esprit」※レコード芸術誌特選盤、「彩り〈Couleur〉」、「La vie」(ナミ・レコード)、「夕べのうた」、「夢」(音楽之友社)、「カンタービレ」、福田進一氏とのデュオ・アルバム「ブエノスアイレス組曲」、オムニバス・アルバム「アヴェ・マリア」(マイスターミュージック)をリリース。
1997年度宮城県芸術選奨新人賞、2005年浜松ゆかりの芸術家顕彰受賞。2013 年より大阪音楽大学特任教授を務めている。
【使用楽器 将軍堂(Mr.H.Hiruma)貸与 Antonio Stradivari “Reichardt” 1680】
大阪交響楽団(管弦楽)
1980年「大阪シンフォニカ-」として創立。初代音楽監督・常任指揮者に小泉ひろしを迎える。 創設者である、永久名誉楽団代表・敷島博子が『聴くものも、演奏するものも満足できる音楽を!』を提唱。いつも聴衆を“熱く”感動させるその演奏は、「魂の叫び」「情熱の音」と評されている。
1992年1月にトーマス・ザンデルリンクを音楽監督・常任指揮者(その後、桂冠音楽監督・首席指揮者を2010年3月まで)に迎え、オーケストラとしての基礎を築いた。2001年1月に「大阪シンフォニカ-交響楽団」に改称するとともに、曽我大介(音楽監督・常任指揮者、2003年12月まで)、 大山平一郎(ミュージックアドバイザー・首席指揮者、2004年9月~2008年3月)、児玉宏(音楽監督・首席指揮者、2008年4月~2016年3月)、外山雄三(ミュージック・アドバイザー、2016年4月~2020年3月の後、名誉指揮者、2020年4月~)の各シェフのもと、楽団は大きく発展を遂げてきた。また、2022年4月、新指揮者体制として、山下一史(常任指揮者)、柴田真郁(ミュージックパートナー)、髙橋直史(首席客演指揮者)の3名が就任、さらなる楽団の飛躍が期待されている。
支援組織として、1988年大阪シンフォニカ―協会を設立、2008年12月に一般財団法人となる。2010年4月に楽団名を「大阪交響楽団」と改称、さらに2012年4月に支援組織と楽団を統合し、一般社団法人大阪交響楽団となり、2018年11月に公益社団法人となった。
2000年本拠地を大阪府堺市へ移転。2006年4月、大和ハウス工業株式会社 代表取締役会長 CEO(当時) 樋口武男氏が運営理事長を経て、2018年11月公益社団法人大阪交響楽団理事長に就任。2020年10月に大和ハウス工業株式会社 代表取締役社長 CEO 芳井敬一氏に理事長をバトンタッチした。
1990年大阪府知事表彰。2007年音楽クリティック・クラブ賞を受賞。2008年1月、平成19年度(第62回)文化庁芸術祭「芸術祭優秀賞」を受賞。同年7月、平成20年度「堺市栄誉賞」を受賞。2009年7月、平成21年度「堺市功績団体」として堺市より表彰。2010年1月、平成21年度(第64回)文化庁芸術祭「芸術祭大賞」を受賞。2022年3月、令和3年度(2021年度)大阪文化祭賞を堺シティオペラと合同で受賞(il Teatro L‘alba L’amore“オペラ×オーケストラ”公演に対し)。同賞の受賞は、91年、93年、99年、2000年、2013年に続き6度目となる。
楽団公式ホームページ(http://sym.jp)(2022年4月現在)